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2009.07.31

悶絶ジェットコースター

(北海道チャリ旅)

ここまで走ってきたのは、留萌までのたった200km足らず。でも、海を見たとき、少し頑張ってこれた気がした。

重い荷物を乗せた自転車に乗って、手のひらや腰や足や背中、体中が軋んで筋肉痛だったけど幸せだった。
ようやく自転車に乗ることに体が慣れてきたみたいだった。

海沿いの道は快適だった。アップダウンを除いては。

当時の日記から。
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留萌から稚内まで海岸沿いに北上するルートは、オロロンラインと呼ばれ、北海道に来るライダーにとっては欠かせないルートであるらしい。
たしかに、海はきれいだし、信号も全然ないし、飛ばしたら楽しそうなルートである(覆面パトカーにとっても欠かせない道である)。
苫前までは、割と平坦な道で、快調に飛ばす。ホント叫びたいくらいいい道。トライアスロンの練習中というロードレーサーの一団にも出会う。

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右手は低い草の丘、左手はずっと青い海。しかし、そんな鼻歌まじりの道は、風力発電所の巨大プロペラ群の登場とともに人力ジェットコースターへと化した。updownである。それも半端じゃない。多分標高差はせいぜい50mくらいだとは思うが、坂の頂上から次の頂上がえんえんと見えるのである。景色いいし、これはバイクならめっちゃくちゃ楽しいだろうなあ・・・しかし、チャリにとっては悶絶ものである。
しかも、今日はめちゃくちゃ天気がよい。暑い。暑すぎる。さえぎるものの無い海沿いの道。「頼むから下るなー」という願いもむなしくゼイゼイハァハァ悶絶し続ける。この道はバイク乗りにはぜひともオススメしたいが、自転車の人は覚悟して行ってください。いいとこだけどねー。

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でも、こんな景色なら許してしまう。
それに、しんどいからこそ、より印象に残るともいえる。
だからこそわざわざチャリで旅するんだろうし。

(北海道チャリ旅)

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2009.07.24

ロンリーチャリダー初日は涙(修正版)

北海道チャリ旅シリーズ 再開!はなしは2002年に飛ぶ!)


より大きな地図で 北海道自転車旅 2002 β を表示

(これまでのあらすじ)
(北海道をチャリで一周しようとした俺は初日、最初の一時間で挫折しそうになった)

「寂しがりなのに、
俺はなんで一人で旅してるんだろう?」

進むことに決めたとはいえ、吹っ切れたとはとてもいえない。
不安と後悔でいっぱいだった。
初日に泊まった岩見沢のキャンプ場では、高校生らしき集団がバーベキューをしていて、一人寂しく惨めな気持ちになったことを覚えている。

もっとも今でも、旅のはじめはいつもこんな感じだ。
なんでこんな旅なんか始めてしまったんだろう、とうじうじしている。

当時と違うのは、旅のはじめなんてそんなもんだ、という慣れだろう。
諦めなければ必ずなにかいいことがある、っていうのがわかってきたから。
大変なのははじめだけ。どうせ喉もと過ぎればなんとやらだ。

でも、このときは、自分がどこまで行けるだろうなんて考えていなかった。どこで帰ろうかとかばかりを考えていた。
何も楽しいことなんて無かった。まったく自信が無かった。
大袈裟だけど、生きて帰れるんだろうか、とか思っていた。
 
それでも前に進んだのは、ここで逃げ帰ったらかっこわりい、という思いだけだった。
好きではじめたチャリの旅。
負け犬のまま終わっていいのかよ?
せめて宗谷岬までは行かなきゃ恥ずかしいだろうよ。

 
そうして3日目、海に出た。

北海道チャリ旅

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2009.07.17

旅は人生であり人生は以下略 東北一人でどうでしょう vol.3

(つづき)
ちなみに、地図で見ると三陸海岸は秘境っぽいけど、国道沿いはわりとずっと市街地です。

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脇道に入っていったところに、いわゆる三陸らしさがあるのかも。

 

ところで、私はあまり食べ物にはあまりこだわらない。もちろんおいしい物が食べられれば幸せだが、それ目当てでどこかへ行く、というわけではない。なにか、運命的といっては大げさだけど、たまたまおいしい物を食べた、という自然な感じがいいな。

とかいっていたら、結局ここまでたいした物にありつけていないので、気仙沼ではなんかいいもの食おう。

気仙沼といえばフカヒレ!

 

 

・・・気仙沼、夜7時なのにもうみんな店じまいかよ!

一軒あいてた寿司屋にこわごわ入る。

地元のおっちゃん、おばちゃんしかこないような店である。

うに丼を頼む。

客は俺の親くらいの歳のカップル。きわどい話してるが不倫という感じもしない。普通に友達なんだろう。
大将も彼らも、見慣れない客に若干戸惑う。

テレビで内藤VS中国人の試合(ボクシング)をやってる。
しかし座った場所が悪く、首を150度くらい傾けながら見る。

そのうちおばちゃんたちは興奮してやいのやいのと叫びだす。

私は合いの手をいれる。
それをきっかけに話すようになる。
やはりスポーツは人の心をつなぐのね、と思ったら、なんと大将はプロボクサーだったそうだ。

自分も格闘技好きで、キックボクシングちょっとやってるんですーといったら、意気投合。わざわざ前日の、西岡がメキシコでやった防衛戦のビデオまで見せてくれた。

その後は質問攻め(どこに住んでいるのだ、仕事は何だ、おお勉強しているのかどれくらい勉強してるのかどこの大学にいっているのだ光市事件の弁護士をどう思うか橋下は偉い奴だ、etcetc...)
「兄ちゃんは絶対すげえ奴になる」みたく褒められました。

日付が変わるまで大変楽しいひとときを過ごすことができました。

こういうのが旅の醍醐味である、ともいえるだろう。

 

 

これでうに丼がおいしければ言うことなかったなー。

まぁ旅は人生であり人生は旅であるらしいから、いつもすべてうまくいくなんて限んないんだ。

四日目:

女川でおみやげに魚をいっぱい買って帰った。

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東北一人でどうでしょう  完

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2009.07.10

超常現象 東北一人でどうでしょう vol.2

(つづき)

結局サンクス以外店は無し。飯食いっぱぐれる。
おにぎり食って海の近くで寝る。

さすが「本州の袋小路」(「津軽」)・・・

三日目:

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旅の朝は早い。

今はもう四時頃には明るい。
車の中に光が差し込んでくるので、寝ていられない。(夜も早い。ヒマだから。)

北海道とか東北はこれ系の看板が多い。(ほかの地方にもあるのかもしれないが)

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・酸ヶ湯で朝風呂

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有名な温泉
中の写真はなし(「混浴なので撮影禁止」とわざわざお札が立ててあったけど、混浴じゃなくても風呂の中で写真とったらいかんだろ…笑)

濁った湯船のなかにロッカーの鍵を落として慌てる事件発生。更衣室で落としたかと思い、フリチンで探し回る。恥辱。

しかし、日帰り入浴の俺が言うのもなんだけど、日帰り入浴OKのところにはあまり泊まりたくないなあ。
ありがたみが無い。

・八甲田山

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残雪が残っています。

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みずばしょうも咲いています。

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新緑がきれいですね。

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・奥入瀬渓流

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ここも有名な景勝地だが…
歩くには車道が平行していて、空気悪いしうるさいし。
これくらいの渓流は奥多摩でもあるぞ。
っと思っていたら・・・

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なんで下から水が流れてくるの?

ちなみに、この辺には
・キリストの墓

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なんてのもある。(ほんとかよ!イスキリなんて聞いたことねえぞ!)

たぶんこのへんは時空が歪んでるんだ。(道にも迷った)

やっぱり行ってみるといいかも。

・龍泉洞

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とてもよかった。
興奮してぐるぐる歩きまわる。

しかし鍾乳洞なんて男一人で行くところじゃない。
デートで、すげーっとかつめたーいとかきれーいとか閉じ込められたらどうしようとかいやこわーいとか言いながら回るものである。

あー妄想妄想

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・太平洋に出て、宮古の港で海をながめる。

B'zの”TIME”のような、
何もない午後の入り江を行く船をただ見つめているような、、、

 

 

いらんこと思い出してしまうではないか・・・

 

(まだつづく)

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2009.07.03

「ね、なぜ旅に出るの?」「ヒマだからさ」東北一人どうでしょう vol.1

休日高速千円を利用して、青森いってきました。といっても、ただ高速で青森に行くのは苦行なので、寄り道しつつ。

一日目:まず新潟まで行き、そこから日本海沿いに北上。日が暮れたので車のなかで寝る。はやくも腰痛し。

二日目:
・角館
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・・・ここを目当てに来ると少しがっかりかも。
まぁこれだけです。

・岩木山

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津軽平野のどこからでも、岩木山がよく見えます。
太宰修の「津軽」では

『なるほど弘前市の岩木山は、青森市の八甲田山よりも秀麗である。けれども、津軽出身の小説の名手、葛西善蔵氏は、郷土の後輩にこう言って教えている。「自惚れちゃいけないぜ。岩木山が素晴らしく見えるのは、岩木山の周囲に高い山が無いからだ。他の国に行ってみろ。あれくらいの山は、ざらにあら。周囲に高い山がないから、あんなに有難く見えるんだ。自惚れちゃいけないぜ」』

というものの、いやいや立派なものです。
山の中にある山なんて、ありがたみないし。
山高きが故に尊からずです。
俺は岩木山とてもいいと思います。

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・太宰治生家「斜陽館」

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二階の裏の窓からの景色

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超ふつー。
リアリティがあってよいではないか。

ちなみに私は無学の徒な人なので、「そうか太宰はこの大きな家に表れている権威や名声に対抗せんとして自らを…」などと感慨にふけることもなく、こんな風に裏の窓からの景色ずっと見てたり、係員のお姉ちゃんがかわいいとか、そんなんばかりで、あほ丸出し。

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日も暮れ…
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こんな道を越え

竜飛岬に着く頃には日も暮れ

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むこうは北海道
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そして店が何もない・・・
まだ7時くらいなのに、寝静まってしまったかのようだ。
俺の晩飯はいったいどうなってしまうのだろうか!

次号に続く

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